|

"山 が 近 い"
「今日は山が近いね。」―私が京都で学生生活をはじめた頃、たまに口にしていた言葉です。どこからみて近いのか、今日は近くて明日は遠いのか、だから何なのか、良くわからない言葉ですが、これは私の中で「すごく天気が良くて景色がいい日だね。」という意味で使っていた言葉です。
ちょうど学校が山に面していて、ある坂をのぼって毎日通学していた私は、鴨川を渡るとき、山を確認。 "山が近ければ"予定変更、京都散策!
なんてたまに…
―山に囲まれた盆地、京都の景色にはとても山が良く似合う。もともと山好きの私にはたまらないシチュエーション。
"山が近い"すてきな京都、そこから始まった京都巡り。なごみ旅。
和やかで美しい心で送る、京都のはんなり生活にあこがれる、私のお便りです。
京都の景色、京都の文化は日本の景色、日本の文化。日々和装の世界にいる私は着 物、帯を通じていろんなことを学んでいます。自分に身に付けていきたいという気持ちはもちろ んのこと、やっぱりそれをいろんな人に伝えていきたい、それが伝わる便りになるといいのですが…
第一回"念願叶って雪の金閣寺"
寒ーい冬、雪がチラつく町。私の頭の中は1つ。"明日は積もるかなー"
次の日が平日なら、"積もっていたら明日、午前中休ましてもらおうかな"
次の日が休日なら、"お願い!溶けないで。"と思いつづけ、平日、仕事は休めず、休日、雪は溶け、3冬越しました。
2001年、冬。新世紀があけ、とうとうその日がやってきました。それも雪も積もる快晴の日、雪の光?日の光で早く目がさめ、ある場所へ向かいました。
"雪の金閣寺"
ずーっと見たかったこの景色。使い捨てカメラはうつしてくれました。
雪の白色、凍った池の水色、金閣寺の金色、こんなに金閣寺の金色がきれいに明るく見えたのははじめてでした。最近訪れたのは、秋の金閣寺、紅葉した木々に囲まれた金閣寺の色は深い金色にみえました。春の金閣寺、夏の金閣寺、どんな金色を見せてくれるのでしょう。中の庭園はぐるーっとまわることができるので、いろんな角度からの金閣寺を見ることが出来ます。
京都といえば金閣寺、といわれるほど、訪問者は多いです。しかし、中の敷地が大きいのでいろんな角度からの金閣寺がみることはができます。歩いていくと京都三松の一つで船の形をした「陸舟(りくしゅう)の松」、ここを山荘としていた足利義満がお茶の水に使ったと伝えられる「銀河泉」、手を清めた「巌下水がんかすい」、中国の故事「(とうりゅうもん)登龍門」(鯉が滝を登ると龍になるといわれる)にちなんだ「龍門(りゅうもん)の滝」「鯉魚石(りぎょせき)」があります。そのほか、江戸時代の茶道家・金森宗和が好んだ奇屋つくりの茶席「夕佳亭(せっかてい)」、いろいろ見所満載です。是非いろんな季節の鹿苑寺に足を運んで、様々な角度で見て下されば、と思います。
ちなみに金閣はこの金色の舎利殿のことでお寺の名前は金閣寺ではなく、鹿苑寺(ろくおんじ)です。鹿苑とは足利義満の法号鹿苑院殿から二文字とったものだそうです。
金色が眩しい。池がきらきらひかって、そして…
気づいたら、寒かった。
|
 |
 |
巌下水(がんかすい)
手を清めてお抹茶でも、といきたかったが、どうしてもコーヒーがのみたかった私.
|
鏡湖池
ほとんどまだ凍っていて、光があたってきらきら輝いていました。松から落ちる雪もきらきら。 |
 |
 |
 |
 |
龍門の滝 鯉魚石
ほんとにうまくいったものです。鯉がほんとにのぼっているよう
|
雪の大文字
鹿苑寺は右大文字の麓、「大文字の送り雪だ!」とおもい、シャッターをきった。
(ちょっとわかりにくいかな?) |
| PS |
鹿苑寺は1994年世界文化遺産に登録されました。
今、「世界文化遺産」をテーマに帯を作っています。もう一度、京都の世界文化遺産を商品を見て巡りたくなりました。右の帯は春の金閣寺を描いた帯。
ちょうど今の季節、こんな風に輝いているのかも。 |
|
|