|
諸橋轍次著の大漢和辞典によれば、(1)の部分は「纏はれる物に佩物(身におびる物)の懸け垂らされている形」、(2)は「佩巾(腰に下げる拭いぎれ)が重なる」を表わします。 やさしく言うと、「帯」という字は飾りの玉やきれを引っ掛けぶら下げたもの、「おび」を意味します。
さらに大漢和辞典によると「帯」の意味は(1)おび(イ)衣服をおさえる腰の上のまとい、(ロ)物のまわりを巻きめぐるもの (2)おびるーイ)おびする、ロ)腰にさげる、ハ)身にそえる、ニ)もつ、ふくむ、ホ)まとう、まきつける、(3)めぐる、(4)まつわる、からむ、(5)かざる、(6)すぢ、(7)へび(蛇)、(8)現在では(イ)閉じる(ロ)ためらう(ハ)地球表面の区分(ニ)一稜に平行した結晶面の集合(ホ)あたり・一帯 以上のように多様な意味があります。 難しい話はこれまでにして、「帯」のつく字をあげましょう。皆さんならいくつ挙げられますか? * 丸帯、袋帯、名古屋帯、夏帯、掛け帯、角帯、男帯、兵児帯、船越帯、細帯、博多帯、下帯、女帯、半巾帯、昼夜帯、岩田帯、結肌帯、斎肌帯、標の帯、内帯、手巾帯、扱き帯、引帯、唐帯、腹合せ帯、昼夜帯、括し帯、尻桁帯、畳帯、玉の帯、お茶帯、井出の下帯、割下帯、肌帯、太帯、畝帯、倭文機帯、常陸帯、宛帯、力帯、束帯、襟帯、 * 帯留、帯揚、帯芯、帯祝、 *
帯鋸(のこぎり)、帯鋏(はさみ)、帯水母(くらげ)、帯鉄筋、帯広、帯解 *
一帯、寒帯、温帯、熱帯、安全地帯、緩衝地帯、火山地帯 *
携帯、帯刀、帯剣、帯封、帯電、帯状、連帯、妻帯、所帯、世帯 * 包帯、眼帯、声帯、時間帯 余り耳にしない熟語がたくさん出てきましたね。地名や道具もありますが衣服に関係した言葉が圧倒的に多いですね。 これから皆さん!「帯学入門」で広い知識を得ましょうね。
|